【工事解説】板橋区 屋根カバー工法 軒樋交換
2022年2月工事完了
屋根のリフォームをご検討中のお客様から
お問い合わせを頂き、ドローンを携えて現地調査に伺いました。
コロニアルが貼ってある寄棟屋根。
屋根面積58坪程の3階建て賃貸アパートです。
ご家族が管理されていた頃に一度、屋根塗装済みです。
現在はお客様が管理なさっており、
お住まいの方々の事をお考えになってのご相談でした。
お客様ご同伴のもと上空から撮影した屋根の写真を
その場でご覧頂きながら屋根状況のご説明させていただきました。
今回の現地調査で、コロニアルの割れが目立つ点、
塗装のタイミングで取り付けた雪止の施工方法に問題がみられました。
雨樋は軒継手の割れ、集水器と呼び樋の外れが確認できました。
本来、雪止を後付けする場合には、
後付け用の雪止を使用しなければなりません。
こちらの雪止は先付け(屋根材と同時に施工する)用の物が使われております。
そのため、屋根材自体にビスで留め、ビス周りをコーキングしてあります。
屋根材に直接ビスを打ち込むことで
屋根材自体にヒビが入ったり割れの原因になってしまいます。
現地調査の結果とお客様のご要望から
ディプロマットスター【テラコッタ】でのカバー工法を
ご提案させて頂きました。
その際、他社さんへの相見積もりをおすすめさせていただきましたが、
“問合せ前に他社ホームページなどから十分に比較検討された”との事で
ハマノルーフにてご契約いただく流れとなりました。
また、雨樋の交換は、既存のたて樋(VU管)が
まだまだ十分使用可能でしたので、軒樋のみの交換といたしました。
工事中はアパートにお住まいの方々やご近隣の方々へ
ご挨拶回りをさせていただいております。
工事1日目、足場屋さんにしっかり足場を組んで頂きました。
今回3階建ての長方形の大きなアパートで
足場架けの工期は1日となります。
工事2日目、屋根工事に入ります。
屋根の頂点にある平棟や雪止などの既存役物を撤去します。
今回はカバー工法と呼ばれる上葺き工事ですので
既存屋根材のコロニアルは剥がさずに、
その上からルーフィング(防水シート)を張ります。
全面にルーフィングを張り終えたら
軒先やケラバなどの屋根材より先に施工する
下地役物を取り付けていきます。
今回は標準役物仕様での施工ですので、板金の役物を使用します。
下地役物の施工後
軒先の方から棟に向かって
それぞれの面ごとに下から屋根材を張っていきます。
端部は屋根の形に合わせてカットし張ります。
面と面が合わさったときに、段にズレがないように
目地を合わせながら張ります。
屋根材の施工完了です。
平棟と隅棟を施工します。
屋根材の下に施工してある下地役物に留めていきます。
棟の施工と同時進行で、軒樋の交換をしていきます。
新規雨樋の取り付けも終わり足場の解体をして
屋根上葺き工事・軒樋交換工事完了です。
既存の屋根には雪止が付いていましたが、
屋根勾配が3寸であることと
今回使用したディプロマットスターという屋根材は
表面に施された石粒の強い抵抗摩擦と
石粒自身の持つ蓄熱の特性によって
雪止無しでも雪が大きく滑落する心配がほとんどないのです。
そのため今回は雪止施工を行いませんでした。
ディプロマットスターについて詳しくはこちらをご覧ください。
テラコッタのお色が鮮やかかつ上品で
非常にきれいに生まれ変わりました。
お施主様から嬉しい口コミも頂きました。
この度はハマノルーフにご依頼いただき
誠にありがとうございました。
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